素晴らしい医療技術。そして、今後の課題
昔、医者を主人公にした漫画を見たとき、医療業界の倫理観は独特のものだというものを感じました。そもそも、医者はなんのために存在するのか。確か、誰かの登場人物が、生き物は、いずれ自然に死んでいく。死んでいくものを、無理やり生き長らえらせようというのだから、医者というのはヤクザな仕事だという記述だったと思います。
詳しくは覚えていませんが。しかし、この言葉には、実に人生の深みが凝縮されているように思います。そう、人間は遅かれ早かれ、いずれは死ぬ運命にあるのです。それを、手術なり、いろいろな方法で、とにかく生きるように持っていく。それが、医療業界なのでしょうか。しかし、どうでしょう。昔は、風邪ひとつ引くだけでも、大きな騒ぎだったと思います。それこそ、風邪をこじらせただけで、もう命にかかわるほど重大な病気になってしまい、本当に死んでしまったという実例は、昔は決して珍しいものではありませんでした。そして、現在、人間の平均寿命は80歳を超えました。医療技術の進歩は、こうして人間の寿命を長らえることに成功しました。そして、別の問題もあります。ガンです。日本のガンの確率は高いらしく、少なからず放射能が影響を及ぼしているという見方もあります。こうして、一難去って、また一難。医療技術は素晴らしく進歩していますが、こうして進歩したら進歩したで、また新たな倫理観にも襲われることになります。医療業界も、戦いは過酷なように思います。